「ブレーキをかけるたびにキーキーと大きな音が鳴って恥ずかしい…」
「スプレーを買ったけれど、どこにかければいいのか分からない」
自転車のブレーキ音は不快なだけでなく、周囲の目も気になりますよね。しかし、適当にスプレーを吹きかけるのは非常に危険です。かける場所を間違えると、ブレーキが全く効かなくなり、重大な事故につながる恐れがあります。
この記事では、自転車のブレーキ鳴き止めスプレーを使うべき正しい場所と、絶対にかけてはいけない危険な場所を、専門家の視点で分かりやすく解説します。
正しい知識で音を止め、安全で快適な自転車ライフを取り戻しましょう。
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※2026年1月10日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
【結論】自転車のブレーキ鳴き止めスプレーはどこに使う?
結論から申し上げます。一般的なシティサイクル(ママチャリ)やクロスバイクの前輪に使われている「リムブレーキ」の場合、スプレーを使う正しい場所は以下の2点です。
- リムの側面(タイヤの内側にある金属の輪っか部分)
- ブレーキシュー(タイヤを挟んで止めるゴムの部品)の表面
ブレーキが鳴く主な原因は、このリムとブレーキシューの接触面に「油分や汚れ」が付着したり、ゴムが乾燥して振動が起きたりすることです。ここに適切なスプレーを使うことで改善が見込めます。

スプレーを使用する前の必須準備
いきなりスプレーを吹きかける前に、必ず行ってほしい作業があります。それは「リムとブレーキシューの清掃」です。
汚れがついたまま上からスプレーをしても、効果は一時的です。中性洗剤やパーツクリーナーを布に染み込ませ、真っ黒な汚れがつかなくなるまでゴシゴシと拭き取ってください。実は、これだけで音が止まるケースも非常に多いのです。
自転車のブレーキ鳴き止めスプレーの正しい使い方手順
場所が分かったところで、具体的な手順を解説します。失敗しないためのコツを押さえておきましょう。
1. タイヤや床を保護する
スプレー液がタイヤの接地面や床に付着すると滑りやすくなります。新聞紙やウエス(布)をタイヤやフレームにあてがい、飛散しないように養生してください。
2. 接触面に薄く吹きかける
リムの側面とブレーキシューの表面に、スプレーを「薄く、均一に」吹きかけます。液だれするほど大量にかけるのは逆効果です。
3. ブレーキを作動させてなじませる
スプレー後、ブレーキレバーを数回握ったり放したりして、液剤を接触面全体になじませます。その後、乾いた布で余分な液剤を拭き取ってください。
4. 必ず低速でテスト走行をする
作業直後はブレーキの効きが変わっている可能性があります。安全な場所で低速で走り、ブレーキがしっかり効くかを確認してから公道に出てください。
バンドブレーキやドラムブレーキには使わない
ここが最も重要な注意点です。自転車の後輪によく使われているブレーキには、スプレーを使ってはいけない種類があります。
ママチャリ後輪の「バンドブレーキ」はスプレー厳禁
ママチャリの後輪中心部にある円盤状のブレーキが、キーキーとうるさい金属音を立てている場合、それは「バンドブレーキ」の可能性が高いです。
このバンドブレーキの隙間にスプレーを吹き込むと、ブレーキ内部の摩擦材が油分を吸ってしまい、ブレーキが全く効かなくなります。
一度油を吸ったバンドブレーキは修復不可能で、本体ごとの交換が必要になります。絶対にスプレーを吹き込まないでください。
ローラーブレーキなら「専用グリス」が必要
もし後輪のブレーキが「ローラーブレーキ(放熱フィンがついた厚みのあるブレーキ)」で、「グーグー」といった低い音が鳴る場合は、グリス切れが原因です。
この場合も一般的なスプレーではなく、「ローラーブレーキ専用グリス」を専用の注入口から入れる必要があります。
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絶対NG!ブレーキに使ってはいけないスプレーの種類
「家にあるこのスプレーでも代用できるかな?」と考えるのは危険です。自転車のブレーキには、使ってはいけない成分があります。
KURE 5-56やシリコンスプレーは危険
これらは「潤滑剤(滑りを良くするもの)」です。ブレーキは「摩擦(抵抗)」を利用して止まる装置なので、これらをリムやシューにかけるとブレーキがツルツル滑って止まれなくなります。
「鳴き止めスプレー」として販売されている商品以外、特に潤滑目的のスプレーは絶対に使用しないでください。

スプレーで直らない原因と修理代の目安
正しい場所に専用のスプレーを使っても音が止まらない場合、以下のような物理的な原因が考えられます。
- ブレーキシューの硬化・摩耗(ゴムが古くなっている)
- トーイン調整不足(ブレーキシューの角度が悪い)
- リムの変形や深い傷
これらはスプレーでは直せません。自転車店での修理が必要です。
ブレーキ修理代の相場
一般的な自転車店に依頼した場合の費用の目安です。
- ブレーキ調整(トーイン調整など):500円〜1,000円
- ブレーキシュー交換:1,500円〜2,500円(部品・工賃込)
- 後輪ブレーキ本体交換:3,000円〜5,000円(部品・工賃込)
安全を買うと思えば決して高くはありません。自分での対処が難しいと感じたら、無理せずプロに相談しましょう。
よくある質問(Q&A)
効果はありますが、持続性が短い場合が多いです。また、成分によってはリムを攻撃するものもあるため、長期的に自転車を大切にしたい場合は、自転車用品メーカー(AZやKUREのブレーキ用など)の製品をおすすめします。
油分が含まれている可能性があります。すぐに中性洗剤やパーツクリーナーを使って、リムとブレーキシューについた液剤を完全に脱脂(洗い流す)してください。それでも戻らない場合はシューの交換が必要です。
まとめ:ブレーキ鳴き止めスプレーは場所と種類に注意
最後に、自転車のブレーキ鳴き止めスプレーのポイントをまとめます。
- 使う場所は「リム」と「ブレーキシュー」の接触面
- まずは「清掃」をするだけで直ることも多い
- 後輪の「バンドブレーキ」には絶対に使わない
- 「5-56」や「シリコンスプレー」は危険なのでNG
ブレーキの音鳴りは、自転車からのSOSサインです。「うるさいから」と適当な油を差すのではなく、正しい原因を知って対処することが、あなたと家族の安全を守ることにつながります。
まずはリムの汚れを落とし、専用のスプレーを試してみてください。驚くほど静かでスムーズな走り心地が戻ってきますよ。


