「グラベルロードに乗ってみたいけど、どんな服装がいいんだろう?」
「サイクルジャージは抵抗があるし、普段着だと動きにくい?」
グラベルロードに興味を持ったものの、服装選びで悩んでいませんか?
せっかくのグラベルライド、服装選びで失敗してしまってはもったいないですよね。
この記事では、グラベルロードの服装選びで失敗しないためのポイントを徹底解説します。
この記事を読めば、あなたの疑問や不安は解消され、これからのグラベルライドがより一層快適で楽しいものになることをお約束します。
この記事でわかること。
- グラベルロードに最適な服装の選び方
- 季節ごとの具体的なおすすめ服装
- 快適性を高めるアイテムや選び方の注意点
- サイクルジャージ以外の選択肢
それでは、早速見ていきましょう。
グラベルロードの服装に必要な要素とは?
グラベルロードの服装を選ぶ上で、まず押さえておきたいのが、どのような要素が必要かということです。
ロードバイクとは異なり、未舗装路も走ることが前提となるため、いくつかのポイントがあります。
グラベルロードとロードバイクの服装の違い
ロードバイクの服装は、主に空気抵抗の軽減と軽量性を重視したピタッとしたサイクルジャージが主流です。
一方でグラベルロードは、未舗装路や山道を走ることもあり、より動きやすさや耐久性、そして多少のゆとりが求められます。
また、休憩中にカフェに立ち寄ったり、散策したりする場面も多いため、普段着に近いカジュアルな服装を選ぶ人も多いのが特徴です。
快適性を高める機能性
グラベルロードでは、汗をかきやすい環境で長時間ライドすることも少なくありません。
そのため、吸汗速乾性や通気性に優れた素材を選ぶことが重要です。
また、防風性や防水性も兼ね備えていると、急な天候変化にも対応でき、より快適に過ごせます。
基本の服装:トップスは何を着るべき?
グラベルロードのトップス選びは、快適なライドに直結します。
季節や気温に合わせて素材や厚さを選びましょう。
吸汗速乾性のあるTシャツやサイクルジャージ
基本となるのは、吸汗速乾性に優れた素材のトップスです。
汗を素早く吸収して乾かすことで、体が冷えるのを防ぎ、べたつき感も軽減します。
一般的なスポーツTシャツでも十分ですが、より本格的に楽しみたい場合は、グラベルライドに適したゆったりめのサイクルジャージも選択肢に入ります。

季節に合わせた素材選び
夏場は、より通気性の高いメッシュ素材や薄手のポリエステル素材がおすすめです。
冬場は、保温性のあるフリース素材やウール混紡素材を選ぶと良いでしょう。
春や秋といった季節の変わり目は、重ね着で体温調節できるように準備しておくと安心です。
基本の服装:ボトムスはどう選ぶ?
ボトムスは、ペダリングのしやすさや耐久性が重要になります。
また、グラベルロードならではのカジュアルさも考慮して選びましょう。
動きやすいハーフパンツやサイクルパンツ
グラベルロードでは、動きやすさを重視したハーフパンツや、伸縮性のあるサイクルパンツが人気です。
ロードバイクのようなピタッとしたレーサーパンツに抵抗がある人も、ゆったりめのパンツなら取り入れやすいでしょう。
ひざ丈くらいのパンツは、転倒時の膝の保護にも役立ちます。
パッド付きインナーパンツで快適性UP
長時間サドルに座ることを考えると、お尻の痛みを軽減するパッド付きインナーパンツの着用をおすすめします。
これをハーフパンツの下に着用すれば、見た目は普段着のままで、快適なライドが可能です。
お気に入りの普段着と組み合わせられるので、服装の選択肢も広がります。
グラベルロードの季節別おすすめの服装
グラベルロードは年間を通して楽しめるアクティビティです。
季節ごとに適した服装を知り、快適なライドを楽しみましょう。
春・秋の服装:重ね着で温度調節
春や秋は、朝晩の冷え込みと日中の暖かさで気温差が大きい季節です。
重ね着(レイヤリング)が基本となります。
ベースレイヤーに吸汗速乾Tシャツ、その上に薄手の長袖シャツやウィンドブレーカーを羽織るのがおすすめです。
脱ぎ着しやすいアウターは、体温調節に非常に役立ちます。
インナーウェアの種類と選び方
インナーウェアは、直接肌に触れるため、吸汗速乾性に加えて肌触りの良いものを選びましょう。
季節によって、薄手のものから保温性のあるものまで、様々な種類があります。
夏の服装:通気性と日焼け対策
夏は通気性と日焼け対策が重要です。
涼しい素材の半袖Tシャツやサイクルジャージに、UVカット機能のあるアームカバーやレッグカバーを着用しましょう。
ヘルメットの下に被るクールキャップも、汗対策と日差し対策に効果的です。

冬の服装:防寒と防風対策
冬は防寒と防風を重視した服装選びが大切です。
ベースレイヤーに保温性の高い長袖Tシャツ、ミドルレイヤーにフリースやソフトシェルジャケット、アウターに防風・防水性のジャケットを着用します。
首元、手、足先の冷え対策も忘れずに行いましょう。
ネックウォーマーやグローブの選び方
ネックウォーマーは首からの冷気を防ぎ、体全体の保温に繋がります。
グローブは、指先が冷えにくい厚手のものや、スマートフォン操作に対応したものを選ぶと便利です。
シューズカバーも足先の冷え対策に有効です。
足元もおしゃれに!シューズとソックスの選び方
グラベルロードでは、自転車を降りて歩く場面も多いため、シューズ選びも重要です。
ソックスも快適性に大きく影響します。
歩きやすいビンディングシューズかスニーカー
グラベルロードには、MTB用ビンディングシューズがおすすめです。
ロードバイク用と比べてソールが柔らかく、歩きやすいように設計されています。
もちろん、普段使いのスニーカーでも十分楽しめますが、ペダリング効率や安定性を考えると、MTB用ビンディングシューズの導入を検討してみるのも良いでしょう。
MTB用ビンディングシューズのメリット・デメリット
メリット:
- ペダリング効率が向上する
- 足がペダルから滑り落ちにくい
- 歩きやすい設計のものが多い
デメリット:
- 専用ペダルが必要
- 慣れるまでに練習が必要
ソックスは機能性重視で
ソックスは、吸汗速乾性に優れた素材を選びましょう。
汗を吸ってくれることで、シューズの中が蒸れにくく、快適に過ごせます。
丈の長さは、足首が隠れる程度のものが、砂や小石の侵入を防ぎやすいのでおすすめです。
あると便利なアイテム:ライドをより快適に
基本の服装に加えて、いくつか便利なアイテムを持参することで、グラベルライドの快適性が格段に向上します。
ヘルメットとアイウェアで安全を確保
グラベルロードは、舗装路だけでなく未舗装路も走るため、ヘルメットは必須です。
万が一の転倒時にも頭部を保護してくれます。
また、アイウェア(サングラス)は、走行中の風やホコリ、紫外線から目を保護するために重要です。
特に林道などを走る際は、枝などから目を守るためにも必ず着用しましょう。
グローブやキャップで快適性アップ
グローブは、手のひらを保護するだけでなく、汗を吸い取り、グリップ力を高めてくれます。
転倒時の怪我の軽減にも繋がるため、着用をおすすめします。
キャップは、ヘルメットの下に着用することで、汗を吸収し、日差しや雨から頭部を守ってくれます。
カジュアル派必見!普段着ミックスコーデのコツ
「いかにもサイクリスト」という格好に抵抗がある人もいるでしょう。
グラベルロードは、普段着とサイクルウェアをミックスしたコーディネートが楽しめるのも魅力です。
機能性素材のTシャツ×おしゃれなハーフパンツ
吸汗速乾性のあるシンプルなTシャツに、普段使いできるおしゃれなハーフパンツを組み合わせることで、カジュアルでありながら機能性も兼ね備えたスタイルが完成します。
ボトムスは、ストレッチ性があり、膝の曲げ伸ばしを妨げない素材を選びましょう。
アースカラーや落ち着いた色合いでまとめる
自然の中を走ることが多いグラベルロードでは、アースカラー(カーキ、ベージュ、ブラウンなど)や、ネイビー、グレーといった落ち着いた色合いのアイテムを選ぶと、風景に溶け込みやすく、おしゃれに見えます。
全身を同系色でまとめると、統一感が出てより洗練された印象になります。
天候変化に備える!レイヤリングと防水対策
グラベルロードは、山間部を走ることも多く、天候が急変しやすい環境にあります。
適切なレイヤリングと防水対策で、どんな天候にも対応できるように準備しましょう。
レインウェアの重要性
突然の雨に備えて、軽量でコンパクトになるレインウェアを携帯することをおすすめします。
上下セパレートタイプであれば、より動きやすく、体温調節もしやすいでしょう。
透湿性のある素材を選ぶと、蒸れを防ぎ、快適に過ごせます。
透湿性レインウェアの選び方
透湿性レインウェアを選ぶ際は、ゴアテックスなどの高機能素材が使われているかを確認しましょう。
防水透湿性は、耐水圧と透湿度の数値で表されます。
グラベルライドでは、ある程度の耐水圧と透湿性があると安心です。
防風性と保温性を兼ね備えたアウター
天候が変わりやすい季節や、標高の高い場所へ行く際は、防風性と保温性を兼ね備えたアウターが役立ちます。
薄手でも防風機能があれば、体感温度が大きく変わります。
また、ポケッタブルタイプであれば、使わない時にコンパクトに収納できて便利です。
予算別おすすめアイテム!賢い選び方
グラベルロードの服装は、ピンからキリまで価格帯が幅広いものです。
予算に合わせて賢くアイテムを選びましょう。
初心者におすすめのコスパの良いアイテム
初めてグラベルロードの服装を揃えるなら、まずはユニクロやワークマンなどのアウトドア・スポーツウェアも視野に入れると良いでしょう。
吸汗速乾性のTシャツや、ストレッチ性のあるパンツなど、機能性にも優れたアイテムが手頃な価格で手に入ります。
これらのアイテムで基本的な快適性を確保し、必要に応じて徐々に専門性の高いアイテムを買い足していくのがおすすめです。
本格的に始めるなら専門店のアパレル
グラベルロードに本格的に取り組むなら、自転車用品専門店のアパレルも検討してみましょう。
各ブランドから、グラベルロードに特化した機能性やデザインのウェアが多数販売されています。
耐久性や快適性、デザイン性など、より高次元の満足感が得られるはずです。
アイテム | 予算目安(初心者向け) | 予算目安(本格派向け) | ポイント |
---|---|---|---|
トップス | 2,000円〜5,000円 | 5,000円〜15,000円 | 吸汗速乾性、通気性 |
ボトムス | 3,000円〜8,000円 | 8,000円〜20,000円 | 伸縮性、耐久性、パッドの有無 |
シューズ | 5,000円〜10,000円 | 10,000円〜30,000円 | 歩きやすさ、ペダリング効率 |
ヘルメット | 5,000円〜10,000円 | 10,000円〜30,000円 | 安全性、フィット感、通気性 |
服装以外で準備するべきもの
グラベルロードを安全に快適に楽しむためには、服装以外にもいくつか準備しておきたいものがあります。
補給食や飲み物、ツール類
長時間のライドになることも多いグラベルロードでは、補給食や飲み物は必須です。
行動中にエネルギー切れにならないよう、こまめな補給を心がけましょう。
また、パンク修理キットや携帯工具などのツール類も、トラブル発生時に役立ちます。
ボトルケージやフレームバッグ、サドルバッグなどを活用して携行しましょう。

日焼け止めや虫除けスプレー
紫外線対策として、日焼け止めの塗布を忘れずに行いましょう。
特に夏場は、首元や腕、足など露出する部分にしっかりと塗ることが大切です。
また、山道を走ることが多いグラベルロードでは、虫除けスプレーも準備しておくと安心です。
休憩中や、林の中で停車する際に役立ちます。
グラベルロードの服装に関するQ&A
グラベルロードの服装について、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1:サイクルジャージは必須ですか?
A1:いいえ、必須ではありません。
グラベルロードでは、吸汗速乾性のあるTシャツや、カジュアルなアパレルを着用する人も多いです。
ただし、パッド付きインナーパンツは、お尻の痛みを軽減するために着用することをおすすめします。
Q2:普段着でグラベルロードは楽しめますか?
A2:はい、楽しめます。
ただし、動きやすさと機能性を考慮した普段着を選びましょう。
特に、ストレッチ性のある素材や、吸汗速乾性に優れた素材を選ぶと、より快適にライドできます。
また、パッド付きインナーパンツを下に着用することをおすすめします。
Q3:雨の日のグラベルロードはどうすればいいですか?
A3:防水性・透湿性に優れたレインウェアを上下で着用しましょう。
シューズカバーや防水グローブも着用すると、より快適に雨の日でもライドを楽しめます。
また、泥はね対策として、フェンダーの装着も検討すると良いでしょう。
まとめ
グラベルロードの服装は、機能性とカジュアルさのバランスが重要です。
今回の記事で紹介したポイントを押さえることで、あなたのグラベルライドはもっと快適で楽しいものになるはずです。
改めて、グラベルロードの服装選びのポイントを振り返りましょう。
- トップスは吸汗速乾性に優れた素材を選び、季節に応じて厚さを変える。
- ボトムスは動きやすさを重視し、パッド付きインナーパンツの活用を検討する。
- 季節ごとの気温や天候に合わせて、重ね着や防寒・防水対策を行う。
- ヘルメットやアイウェア、グローブなどの安全・快適アイテムを忘れずに。
- 普段着とサイクルウェアをミックスしたカジュアルコーデも楽しめる。
ぜひ、あなたにぴったりの服装を見つけて、グラベルロードの魅力を存分に味わってください。
この記事が、あなたのグラベルロードライフの一助となれば幸いです。
さあ、新しい冒険へ出発しましょう!
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