「自転車でうっかり赤信号を渡ってしまった…あとから警察が家に来ることはある?」
「黄色信号で突っ込んでしまったけれど、防犯カメラで特定されていないか不安」
その場では警察に止められなくても、後日になって「呼び出し状」が届き、逮捕や罰金になるのではないかと恐怖を感じている方は非常に多いです。
結論から申し上げますと、事故を起こしていない単なる信号無視であれば、現行犯以外で後日呼び出しが来る確率は極めて低いのが現実です。しかし、近年のドラレコ普及や法改正により、そのリスクはゼロではなくなりつつあります。
安全基準を満たした自転車に乗ることは、自分だけでなく家族を守ることにも繋がります。
この記事では、以下の疑問に明確に答えます。
- 現行犯以外で呼び出しが来ない「明確な理由」とは?
- 通知が届くとしたら何日後?(いつ届くか)
- 黄色信号や「歩行者信号」の違反判定ライン
- 2026年以降の「青切符」導入による変化
漠然とした不安を解消し、正しい知識を持って冷静に対処できるようになりましょう。
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※2026年1月10日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
自転車の信号無視で後日呼び出しが来る「確率」と捜査の現実
自転車は道路交通法上の「軽車両」であり、信号無視は懲役または罰金刑の対象となる違反です。しかし、自動車のオービス(自動速度取締機)のように、後日通知が来るケースは自転車では稀です。
現行犯以外(現認なし)で検挙される確率は極めて低い
なぜ、自転車の信号無視は現行犯以外で検挙されにくいのでしょうか。それには警察の実務上の「2つの壁」があるからです。
- 個人の特定が困難: 自転車には自動車のような大きなナンバープレートがありません。「防犯登録シール」は小さすぎて、防犯カメラやドラレコの映像から番号を読み取り、所有者を特定するのは技術的に非常に困難です。
- 捜査コストの問題: 信号無視という(事故がない場合の)軽微な違反のために、警察が防犯カメラのリレー捜査を行い、個人を割り出すだけのリソースを割くことは現実的ではありません。
防犯カメラやドライブレコーダーが証拠になるケース
「確率は低い」とはいえ、絶対に呼び出しが来ないわけではありません。以下のようなケースでは、防犯カメラやドライブレコーダーの映像が決定的な証拠となり、後日呼び出し(検挙)に至る可能性があります。
- 人身事故・物損事故を起こして逃げた場合: いわゆる「当て逃げ・ひき逃げ」です。これは重大犯罪として徹底的に捜査されます。
- 「あおり運転」として通報された場合: 自動車の進行をわざと妨害するような悪質な信号無視を行い、そのドラレコ映像が警察に提出された場合です。
- SNSで動画が拡散し炎上した場合: 明らかに危険な行為として世間の注目を集めると、警察も動かざるを得なくなることがあります。
オービスは自転車に反応する?
交差点にあるオービスやNシステム(ナンバー読取装置)は、自動車の金属反応やナンバープレートを検知する仕組みです。そのため、自転車が赤信号で通過しても、機械的に検知されて自動的に切符が送られてくることはありません。
呼び出し状は「いつ」「どのように」届くのか
万が一、捜査対象となり後日呼び出しが決まった場合、どのようなタイムラインで連絡が来るのでしょうか。
違反から何日後に通知が来る?目安は2週間〜1ヶ月
呼び出しの連絡が来るまでの期間は、証拠固めにかかる時間によって異なります。
- 目撃情報などで特定が容易な場合: 違反から数日〜1週間程度。
- カメラ解析などが必要な場合: 2週間〜1ヶ月、遅いと3ヶ月程度かかることもあります。
逆に言えば、違反から3ヶ月以上経過しても何の連絡もなければ、後日呼び出しが来る可能性は消滅したと考えてほぼ間違いありません。
郵便?電話?呼び出しの連絡手段
呼び出しの方法は主に以下の2つです。いきなり逮捕されることは、逃亡の恐れがない限り原則ありません。
- 郵便(出頭通知書): 自宅ポストに親展で届きます。日時と出頭場所(警察署交通課など)が指定されています。
- 電話: 防犯登録などのデータをもとに、携帯電話や自宅へ連絡が来ます。
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黄色信号・うっかり無視の「違反判定ライン」
「黄色信号で渡ってしまった」「歩行者用信号を見ていた」など、判断に迷うケースについて、法的なセーフ・アウトの境界線を解説します。
黄色信号での進入・通過は後日呼び出し対象?
道路交通法では、黄色信号は「止まれ」です。しかし、以下の例外規定があります。
「黄色信号が表示された時、停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合、そのまま進行することができる」(道路交通法施行令)
つまり、「急ブレーキをかけないと止まれない」「停止線を越えてから黄色になった」という場合は、そのまま進んでも違反にはなりません。
したがって、黄色信号で通過しただけで後日呼び出しが来ることはまずありません。
「歩行者用信号」が赤だった場合は?
自転車は原則として「車両用の信号」に従いますが、横断歩道を走行する場合や「歩行者・自転車専用」の標示がある場合は、歩行者用信号に従う必要があります。
よくあるのが「車道は青だったが、歩行者信号は赤だった」というケースです。この場合、自転車が横断歩道を渡っていれば信号無視となります。ただし、これも事故がなければ後日捜査される優先度は低いです。
警察官と目が合ったが呼び止められなかった場合
現場に警察官がいたのに、その場で呼び止められなかった(スルーされた)場合、後日呼び出しが来ることはありません。
警察官が違反を現認したのに止めなかったのは、「追跡が危険」「軽微すぎて警告の必要なし」と判断したためです。後から思い出して切符を切ることは制度上できません。
もし呼び出しが来たら?無視や出頭後の流れ
可能性は低いとはいえ、もし本当に呼び出し状が届いたらどうすべきか。正しい対応を知っておけばパニックにならずに済みます。
呼び出し状・出頭通知を無視し続けるリスク
「怖いから」「面倒だから」といって無視し続けるのが最悪の選択です。
- 数回は電話やハガキで催促が来ます。
- それでも無視すると、警察官が自宅に来たり、最悪の場合は逮捕状(通常逮捕)が請求される可能性があります。
通知が届いたら、指定された日時に必ず出頭しましょう。都合が悪い場合は、電話で日程変更の相談に応じてもらえます。
赤切符と略式裁判の流れ
呼び出しに応じると、取調べが行われます。違反事実を認めると「赤切符(告知票)」が切られ、検察庁へ書類送検されます。
- 警察・検察での取調べ: 違反の状況や反省の態度を確認されます。
- 略式起訴(罰金): 悪質性が高いと判断されれば、裁判所に行かずに書面審理だけで罰金(5〜10万円程度)が決まります。
- 不起訴(お咎めなし): 初犯で反省しており、悪質性が低ければ、検察官の裁量で起訴が見送られることも多いです。

2026年「青切符」導入で何が変わる?
これまで自転車には「赤切符(刑事罰)」しかありませんでしたが、改正道路交通法により、2026年5月までに自転車にも「青切符(反則金)」制度が導入されます。
これにより、16歳以上の自転車運転者が信号無視などの違反をした場合、刑事手続きではなく、数千円〜1万円程度の反則金を納付すれば処理が完了するようになります。手続きが簡素化される分、警察も今後はより積極的に取り締まりを行うと予想されます。
まとめ:自転車の信号無視で後日呼び出しは稀だが油断禁物
今回の記事の要点をまとめます。
- 確率: 事故がない場合、現行犯以外で後日呼び出しが来る確率は極めて低い。
- 理由: 自転車は個人の特定が難しく、捜査コストが見合わないため。
- 時期: 通知が来るとすれば違反から2週間〜1ヶ月が目安。3ヶ月過ぎればほぼ安心。
- 対応: 万が一通知が来たら無視せず対応すれば、初犯なら不起訴の可能性も高い。
「今回は大丈夫だった」と安心するだけでなく、これを良い機会として交通ルールを再確認しましょう。信号を守ることは、警察に捕まらないためではなく、あなた自身の大切な命を守るための最低限のルールです。
安全な自転車ライフのために、ヘルメット着用やブレーキの点検も忘れずに行いましょう。


