「この坂道、もっと楽に上れたら…」「もっとスピードを出して、風を切る爽快感を味わいたい!」
日々の自転車ライフで、そう感じたことはありませんか?
もしあなたの自転車に変速機が付いていないなら、その願い、後付けで叶えられるかもしれません。
しかし、「変速機って後から付けられるの?」「費用はどれくらいかかるんだろう?」「どんな種類があるの?」といった疑問で、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。
自転車に変速機を後付けするメリット・デメリットから、失敗しないための変速機の選び方、気になる費用相場、そして安心して依頼できる場所まで、自転車への深い知識と情熱を持つプロの視点で、わかりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、あなたの自転車が、まるで別の乗り物のように快適に生まれ変わるはずです。さあ、一緒に新しいサイクリングの世界への扉を開きましょう!
自転車に変速機を後付けするメリットとデメリット

自転車ライフナビ・イメージ
自転車に乗っていて、「もっと楽に坂を上れたら」「もっと速く走れたら」と感じたことはありませんか?
そんな時、自転車に変速機を後付けするという選択肢があります。
でも、本当に変速機は必要なのか、後付けするとどんなメリットやデメリットがあるのか、気になりますよね。
変速機がないとどんなときに不便?
変速機がないシングルスピードの自転車は、シンプルで見た目もスタイリッシュですが、走行中に不便を感じる場面も少なくありません。
例えば、急な坂道ではペダルが重く、立ちこぎしないと登れない、なんてことも。
また、平坦な道を高速で走りたい時には、ペダルを必死に回しても思うようにスピードが出ず、物足りなさを感じるかもしれません。
信号が多い街中では、何度も漕ぎ出しに力が必要になり、疲労が蓄積しやすくなります。
快適なサイクリングを楽しむためには、走行状況に合わせてギアを切り替える変速機の存在が不可欠なのです。
後付けで得られるメリットとは
変速機を後付けすることで、あなたの自転車ライフは劇的に変化します。
まず、一番のメリットは走行が格段に楽になることです。
上り坂では軽いギアにすることで、驚くほどスムーズに坂を上れるようになります。
向かい風の時も、軽いギアにすればペダルを回しやすくなり、体力消耗を抑えられます。
平坦な道や下り坂では重いギアを使うことで、少ない力でスピードを維持し、快適な巡航が可能になります。
また、走り出しも軽いギアからスタートできるため、スムーズな発進が可能です。
さらに、ギアの選択肢が増えることで、より多様な道を走破できるようになり、行動範囲が広がるでしょう。
まさに、あなたの自転車が「どこへでも行ける相棒」へと進化するイメージです。

私も初めて変速機付き自転車に乗った時、その快適さに感動しました。特に坂道での負担軽減は、サイクリングの楽しみを大きく広げてくれます!
デメリットや注意点も知っておこう
変速機の後付けには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットや注意点もあります。
まず、費用がかかることです。
部品代に加えて、取り付け工賃も発生するため、それなりの出費を覚悟する必要があります。
また、変速機を取り付けることで、自転車の重量がわずかながら増える可能性があります。
さらに、部品が増えることで、メンテナンスの手間が多少増えることも考慮しておきましょう。
チェーンの注油やギアの調整など、定期的なケアが必要になります。
しかし、これらのデメリットを上回る快適性が手に入ることを考えれば、十分に検討する価値はあるでしょう。
後付けできる変速機の種類と選び方
変速機を後付けするといっても、実はいくつか種類があります。
自分の自転車に合った変速機を選ぶことが、後悔しないための重要なポイントです。
内装変速機と外装変速機の違い
自転車の変速機には、大きく分けて「内装変速機」と「外装変速機」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方を選びましょう。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
内装変速機 | ハブ(車輪の中心部)の中にギアが内蔵されている | 故障しにくい、メンテナンスが楽、見た目がすっきり | 重量が重い傾向、多段化が難しい、費用が高い傾向 | 街乗り、通勤・通学、悪天候での使用 |
外装変速機 | 後輪の軸にスプロケット(歯車)がむき出しで取り付けられている | 軽量、多段化が可能、スポーツ走行向け、費用が安い傾向 | 外部からの衝撃に弱い、メンテナンスが必要、泥汚れに弱い | スポーツ走行、長距離サイクリング、本格的な走行 |
内装変速機は、部品が内部に収納されているため、雨風や汚れに強く、耐久性に優れています。
一方、外装変速機は、ギアが外から見えるため、多段化しやすく、より細かくギアを調整できるのが特徴です。
あなたの自転車の使い方や走行シーンに合わせて選びましょう。
自分の自転車に合う変速機を見つけるには?
変速機を後付けする際には、現在お乗りの自転車のタイプや、フレームの形状、エンド幅(後輪の取り付け幅)などを確認する必要があります。
特に、エンド幅は変速機を取り付ける上で非常に重要な要素です。
ご自身の自転車のエンド幅がわからない場合は、自転車専門店で相談することをおすすめします。
また、変速機の段数も選び方のポイントです。
街乗りメインであれば3~7段程度でも十分ですが、本格的なスポーツ走行や長距離サイクリングを考えているなら、8段以上の多段変速機を検討するのも良いでしょう。
ギア数で変わる走行快適性
変速機のギア数が多いほど、より細かくギアを選択できるようになります。
例えば、1段ごとのギア比の変化が小さくなるため、わずかな勾配の変化にも対応しやすくなり、常に最適なペダリングを維持できます。
これは、長距離を走る際や、アップダウンの多いコースを走る際に特に重要になります。
少ないギア数でも日常使いには十分対応できますが、より快適性や走行性能を求めるのであれば、多段の変速機を検討してみましょう。

私はロードバイクで22段変速を使っていますが、ヒルクライムから平坦巡航まで、どんな状況でも最適なギアが見つかる快適さは格別です!
変速機後付けにかかる費用相場

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いよいよ、多くの人が気になる「費用」についてです。
変速機の後付けには、大きく分けて「部品代」と「取り付け工賃」がかかります。
部品代はどれくらい?
変速機の部品代は、選ぶ変速機の種類やグレードによって大きく異なります。
一般的に、内装変速機は外装変速機よりも高価になる傾向があります。
- 内装変速機(3段~7段程度): 15,000円~35,000円程度
- 外装変速機(7段~9段程度): 10,000円~25,000円程度
- 外装変速機(10段以上・スポーツバイク向け): 20,000円~50,000円以上
これには、変速機本体だけでなく、シフター(変速レバー)、ワイヤー、チェーン、スプロケットなども含まれます。
どの部品を選ぶかによって、最終的な費用は大きく変動します。
取り付け工賃の目安
取り付け工賃も、依頼する店舗や作業内容によって異なります。
一般的な自転車専門店での後付け工賃は、以下のようになります。
- 変速機取り付け工賃: 8,000円~15,000円程度
自転車の状態によっては、追加で部品交換や調整が必要になり、その分の費用が加算される場合もあります。
正確な費用を知るためには、事前に自転車専門店で見積もりを取ることをおすすめします。
DIYで費用を抑えることはできる?
自転車の整備に自信がある方なら、DIYで変速機を後付けすることも不可能ではありません。
部品代だけで済むため、費用を大幅に抑えることができます。
しかし、変速機の取り付けには専門的な知識と工具が必要であり、正確な調整が不可欠です。
特に、ワイヤーの張り具合やディレイラー(外装変速機の部品)の調整は、経験がないと難しい作業です。
誤った取り付けや調整は、変速トラブルや走行中の危険につながる可能性もあります。
自信がない場合は、無理せずプロに任せるのが賢明です。

私は自分で簡単な整備はしますが、変速機の取り付けはプロにお任せしています。確実な作業と安全を考えると、やはり専門店の技術は頼りになりますね。
後付け変速機、どこで依頼できる?
変速機の後付けを考えたら、どこに依頼すれば良いのでしょうか?
安心で確実な取り付けのためには、信頼できる場所を選ぶことが大切です。
自転車専門店での依頼が安心
最もおすすめなのは、やはり自転車専門店に依頼することです。
専門店には、自転車の整備に関する豊富な知識と経験を持ったプロのメカニックがいます。
- 適切な変速機の選定アドバイス:あなたの自転車に最適な変速機を提案してくれます。
- 確実な取り付けと調整:プロの技術で、安全かつ正確に取り付けてくれます。
- 取り付け後のアフターサービス:取り付け後の点検や調整にも対応してくれる場合が多いです。
- メーカー保証対応:部品の保証についても相談に乗ってくれるでしょう。
購入から取り付け、その後のメンテナンスまで一貫してサポートしてもらえるため、安心して任せることができます。
通販サイトでの購入と取り付け
最近では、インターネットの通販サイトで変速機部品を購入することも可能です。
価格が安い場合もありますが、取り付けは自分で行うか、持ち込み取り付けに対応している自転車店を探す必要があります。
全ての自転車店が持ち込み部品の取り付けに対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。
また、部品の選定を間違えてしまうリスクや、不良品だった場合の対応なども考慮しておく必要があります。
持ち込み取り付けに対応してくれる店舗
ご自身で部品を購入し、取り付けのみを依頼したい場合は、持ち込み取り付けに対応している自転車店を探しましょう。
事前に電話やメールで問い合わせて、対応の可否、工賃、作業にかかる時間などを確認しておくことが重要です。
持ち込みの場合、部品に不具合があった際の責任の所在が曖昧になることもあるため、信頼できる店舗を選ぶようにしましょう。
後付け変速機に関するよくある疑問
変速機の後付けに関して、多くの方が疑問に感じるであろう点について解説します。
ミニベロやママチャリにも付けられる?
はい、ミニベロやママチャリにも変速機を後付けすることは可能です。
ただし、自転車のフレーム形状やエンド幅によっては、取り付けが難しい場合や、取り付け可能な変速機の種類が限られる場合があります。
特に、元々変速機が付いていないモデルや、古いモデルの場合には、専門的な知識が必要になることが多いです。
自転車専門店で相談し、実際に自転車を見てもらいながら判断してもらうのが確実です。
取り付け後の調整は必要?
変速機を取り付けた後は、必ず調整が必要です。
ワイヤーの初期伸びや各部品のなじみによって、変速の動作が不安定になることがあります。
取り付け直後だけでなく、しばらく走行した後にも再調整が必要になる場合があります。
多くの自転車専門店では、取り付け後の一定期間、無料で再調整を行ってくれるサービスがありますので、利用することをおすすめします。
自分で調整することも可能ですが、正確な調整は熟練の技が必要です。
保証やアフターサービスについて
自転車専門店で変速機を取り付けてもらった場合、取り付けた部品や作業に対して保証やアフターサービスが付いていることが多いです。
万が一、部品に初期不良があった場合や、取り付け後の不具合が生じた場合でも、安心して対応してもらえます。
DIYで取り付けた場合や、通販サイトで購入した部品の場合は、保証やアフターサービスが受けられない可能性があるため、注意が必要です。
依頼する前に、保証内容やアフターサービスについてもしっかり確認しておきましょう。
まとめ

自転車ライフナビ・イメージ
自転車に変速機を後付けすることで、あなたの自転車ライフはより快適で豊かなものになります。
坂道が楽になり、長距離移動も苦にならず、日々の通勤・通学がより快適になるでしょう。
内装変速機と外装変速機、それぞれの特徴を理解し、あなたの自転車の用途やフレームに合ったものを選ぶことが大切です。
費用は部品代と工賃で数万円かかることが予想されますが、それに見合うだけの快適性と利便性が手に入ります。
DIYでの取り付けも可能ですが、安全性と確実性を考えると、自転車専門店に依頼するのが最も安心です。
購入前の相談から取り付け、その後の調整まで、プロのサポートを受けることで、あなたの自転車は最高の相棒へと生まれ変わるでしょう。
ぜひこの機会に、変速機の後付けを検討し、新しいサイクリングの世界を体験してみてください。
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