お気に入りの自転車でいつものように出かけようとしたら、駐輪場にない!もしかして撤去されてしまったのかも……。
そんな不安を抱えながら、この記事にたどり着いたあなたへ。
大切な自転車が撤去されてしまった時の対処法や、取りに行かないとどうなってしまうのかを、自転車をこよなく愛する私が、あなたの目線に立って詳しく解説していきます。
撤去された自転車、取りに行かないとどうなる?

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自転車が撤去されてしまった時、「どうせもういらないし」「取りに行くのが面倒だな」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、撤去された自転車を放置しておくと、思いがけない事態に発展する可能性があります。
撤去された自転車の保管期間とその後
自転車が撤去されると、自治体の自転車保管場所へ運ばれ、一定期間保管されます。
この保管期間は自治体によって異なりますが、一般的にはおよそ1ヶ月程度です。
この期間内に引き取りに行けば、手続きを経て自転車を返却してもらえます。
保管期間を過ぎてしまうと、残念ながらその自転車は自治体によって処分されてしまいます。
多くの場合、リサイクルに回されたり、状態の良いものは再利用されたりすることもありますが、あなたの手元に戻ってくることは二度とありません。

私も一度、イベント会場で自転車を撤去された経験があります。保管場所が遠くて焦りましたが、無事引き取れました!
撤去自転車の処分方法と流れ
保管期間を過ぎた自転車は、自治体によって以下のような流れで処分されます。
- 再生利用(リユース・リサイクル):まだ使える自転車は整備されて再販されたり、部品がリサイクルされたりします。
- 廃棄:再利用が難しい自転車は、分解され素材ごとに分別されて廃棄されます。
これらの処分には費用がかかりますが、その費用は税金で賄われているのが現状です。
私たちがルールを守って駐輪することで、こうした無駄な費用を削減し、より良い街づくりに貢献できると考えると、少し心が温まりますね。
撤去自転車を放置するリスクとデメリット
「もう使わないから別にいいや」と放置してしまうのは、実はいくつかのリスクやデメリットを伴います。
- 金銭的な負担:撤去された自転車を放置しても、撤去費用や保管料の請求が来ることがあります。自治体によっては、引き取りの際にこれらの費用を徴収するシステムになっています。
- 個人情報の流出:自転車に貼ってある防犯登録シールなどから、あなたの個人情報が特定されてしまう可能性もゼロではありません。
- 法的責任:ごく稀なケースではありますが、撤去された自転車が何らかの事件や事故に関わった際に、所有者として責任を問われる可能性も考えられます。
- 環境への負荷:本来ならまだ使える自転車が廃棄されることは、資源の無駄遣いにもつながります。
自転車は私たちにとって身近な乗り物だからこそ、その所有者としての責任をきちんと果たすことが大切です。
撤去自転車の引き取りを迷う理由と対処法

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撤去された自転車の引き取りをためらってしまう理由は、人それぞれあるでしょう。
しかし、その迷いを解消し、適切な選択をすることが、後々の後悔を防ぐことにつながります。
引き取りに行けない場合の選択肢
- 代理人による引き取り:どうしても本人が行けない場合、家族や友人に代理で引き取りをお願いできる場合があります。この際、委任状や身分証明書など、必要な書類は事前に確認しておきましょう。
- 処分を依頼する:費用はかかりますが、自治体に正式に処分を依頼することも可能です。その際は、自転車の所有権を放棄する手続きが必要になります。
- 新しい自転車の購入:もし自転車が古くなっていたり、新しい自転車が欲しかったりするなら、この機会に購入を検討するのも一つの選択肢です。

私の友人は、自転車が古かったので思い切って新しい電動アシスト自転車に買い替えていました。結果的に満足そうでしたよ!
引き取りにかかる費用と手間
自転車の引き取りには、撤去手数料と保管料がかかるのが一般的です。
これらは自治体や保管期間によって異なりますが、数千円程度かかることが多いです。
費用項目 | 説明 | 目安 |
撤去手数料 | 自転車を撤去する作業にかかる費用 | 2,000円~3,000円 |
保管料 | 自転車の保管にかかる費用(1日あたり) | 200円~300円 |
例えば、撤去手数料2,500円、保管料1日200円で5日間保管された場合、2,500円+(200円×5日)=3,500円程度かかる計算になります。
また、引き取りに行く手間も考慮する必要があります。
保管場所が遠い場合や、公共交通機関でのアクセスが悪い場合は、移動時間や交通費も発生します。
自転車が不要になった場合の適切な処分方法
もし撤去された自転車をもう使う予定がないのであれば、適切な方法で処分することが大切です。
- 自治体の粗大ごみとして出す:多くの場合、自治体の粗大ごみ収集で自転車を回収してもらえます。事前に申し込みが必要で、手数料がかかります。
- 自転車販売店に引き取りを依頼する:新しい自転車を購入する際に、古い自転車を下取り・引き取りしてくれる販売店もあります。
- リサイクルショップやフリマアプリで売却する:まだ乗れる状態であれば、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリに出品したりすることも可能です。思わぬお小遣いになるかもしれません。
安易に放置するのではなく、責任を持って処分することで、次へと繋がる道が開けます。
撤去自転車の引き取り、費用を抑えるには?

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「できることなら費用を抑えたい」と考えるのは当然のことです。
ここでは、引き取り費用を少しでも安くする方法や、今後の対策についてお伝えします。
撤去費用と保管料について
先述の通り、撤去費用と保管料は自治体によって金額が異なります。
引き取りに行く前に、管轄の自治体のウェブサイトを確認するか、直接問い合わせてみましょう。
事前に費用が分かっていれば、準備もしやすくなります。

役所のウェブサイトは情報が古いこともあるので、電話で確認すると確実ですよ。
減免制度や特例の有無を確認する
自治体によっては、低所得者世帯や学生など、特定の条件を満たす場合に撤去費用や保管料の減免制度を設けていることがあります。
また、災害時などの特例措置がある場合も。
もしあなたが対象になりそうであれば、積極的に問い合わせてみましょう。
今後の自転車利用について考える
今回の撤去を機に、今後の自転車利用について考えてみるのも良い機会です。
- 駐輪場の利用を徹底する:当たり前ですが、最も重要なのはルールを守って駐輪することです。有料駐輪場を積極的に利用したり、自宅に駐輪スペースを確保したりするなどの対策を検討しましょう。
- 防犯登録の確認:防犯登録は自転車の盗難時に役立つだけでなく、撤去された自転車の所有者を特定する際にも重要な情報となります。登録期限が切れていないか確認し、必要であれば更新しましょう。
- 自転車の買い替え時期を検討する:もし自転車が古く、修理費用もかさむようであれば、今回の経験を機に買い替えを検討するのも賢い選択です。
自転車は私たちの生活を豊かにしてくれる素晴らしい乗り物です。
だからこそ、大切に長く付き合っていくための心構えが重要になります。
まとめ

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自転車が撤去されてしまった時、不安な気持ちになるのは当然です。
しかし、焦らず、今回ご紹介した情報をもとに冷静に対処することで、問題を解決へと導くことができます。
重要なポイントは以下の3点です。
- 保管期間内に引き取る:これが一番の解決策です。
- 費用と手間を理解する:自治体のウェブサイトなどで事前に確認しましょう。
- 今後の駐輪方法を見直す:二度と撤去されないために、対策を立てましょう。
自転車はただの移動手段ではありません。
風を感じ、景色を楽しみ、時には新しい発見をもたらしてくれる、かけがえのないパートナーです。
あなたの愛車が無事に手元に戻ってくることを心から願っています。
そして、これからも自転車との素晴らしい日々が続くよう、私も応援しています!
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